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2026.07.29

【2026年最新】特定技能の新分野追加でどの業種の外国人が増える?地域別の住まいニーズの変化

2026年1月の閣議決定により、特定技能の対象分野に「リネンサプライ」「物流倉庫」「資源循環」の3分野が追加されました。これで対象は19分野になり、受入れ見込数も大きく引き上げられています。

分野が増えるという話は、住まいの実務にとっては「どの地域で、どんな条件の部屋が必要になるか」が変わることを意味します。製造業と物流倉庫では、必要とされる立地がまったく違うからです。

この記事では、分野の変遷を整理したうえで、新しく加わった業種がどこに人を必要とし、そこでどんな住まいが求められるのかを、東海エリアの実情も交えてご説明します。

この記事でわかること

  1. 2026年1月の閣議決定で何が変わったか
  2. 対象分野はどう増えてきたか
  3. 新3分野はどんな仕事か・いつから受け入れられるか
  4. 分野が変わると住まいの条件が変わる
  5. 東海エリアで具体的にどうなるか
  6. 受け入れ企業が住まいで備えること
  7. よくあるご質問
012026年1月の閣議決定で何が変わったか

2026年1月、政府は特定技能制度の受入れ見込数の再設定と対象分野の追加を閣議決定しました。主な内容は次のとおりです。

リネンサプライ、物流倉庫、資源循環の3分野を新たに追加
・特定技能と育成就労を合わせた受入れ見込数を大幅に引き上げ(123万人という数字が示されています)
・あわせて育成就労制度の分野別基本方針も公表

受入れ見込数は単なる目標値ではありません。各分野における受入れの上限として運用される数字です。実際に外食業分野では、この上限に達する見込みとなったことを理由に、2026年4月13日以降の新規受入れが原則停止されました。上限が引き上げられたということは、それだけ受入れの余地が広がったということでもあります。

02対象分野はどう増えてきたか
時期 変化 分野数
制度開始時 介護、ビルクリーニング、建設、造船・舶用工業、自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業、工業製品製造業 12分野
2024年3月 自動車運送業、鉄道、林業、木材産業を追加 16分野
2026年1月 リネンサプライ、物流倉庫、資源循環を追加 19分野

製造業については、従来の素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業の3分野が統合され、「工業製品製造業分野」として再編されています。業務区分も広がり、紙器・段ボール箱製造、コンクリート製品製造、陶磁器製品製造、紡織製品製造、縫製などが含まれるようになりました。「うちの業務は特定技能では受け入れられない」と以前に判断された企業でも、現在は対象になっている可能性があります。

03新3分野はどんな仕事か・いつから受け入れられるか
分野 主な仕事の場
リネンサプライ ホテル・病院・介護施設向けのシーツやタオルの洗濯・仕上げ・配送。郊外の工場が中心
物流倉庫 倉庫内での入出荷、仕分け、ピッキング、梱包。高速道路のインター周辺や物流団地
資源循環 廃棄物の収集運搬、選別、リサイクル処理。工業地帯や郊外の処理施設

ただし、この3分野の受入れが実際に始まるのは2027年頃と見込まれています。試験制度や協議会の整備、分野別運用方針の具体化がこれから進む段階です。現時点で採用計画を立てられる状況ではありませんが、逆に言えば、住まいの手当てを考える時間はまだあるということです。

最新の状況は出入国在留管理庁および所管省庁の公表情報をご確認ください。制度の細部は今後変わり得ます。

04分野が変わると住まいの条件が変わる

ここが本題です。外国籍スタッフの住まいというと「駅から近く、家賃が安い部屋」というイメージで語られがちですが、分野によって、その前提が成り立ちません。

新しく加わった分野の職場は、そろって郊外にあります。物流倉庫は高速のインター周辺、リネンサプライの工場も郊外、資源循環の処理施設は工業地帯や郊外です。2024年に追加された林業・木材産業に至っては、中山間地域が主戦場になります。

これが住まいの条件を変えます。

変わる点 内容
駅からの距離が基準にならない 職場が駅から遠いため、駅近物件を探しても通勤できない。職場からの距離と通勤手段で選ぶことになる
通勤手段の確保が前提になる 自転車、原付、自動車、会社の送迎のいずれかが必要。駐輪場・駐車場の有無が物件選定の条件に入る
シフトの時間帯が影響する 物流倉庫や資源循環は早朝・深夜のシフトがある。夜道の安全性や、公共交通が動いていない時間帯の移動手段が問題になる
賃貸物件そのものが少ない地域がある 中山間地域では賃貸ストックが限られる。戸建ての借り上げや空き家の活用を検討する場面が出てくる
まとまった戸数が必要になる 倉庫や工場は一度に複数名を受け入れることが多い。同一エリアで複数室を確保できるかが課題になる

とくに「駅近が効かない」という点は、これまでの感覚のまま物件を探すと必ずつまずくところです。名古屋駅から徒歩圏の物件を押さえても、勤務先が郊外の物流団地であれば毎日1時間以上かけて通うことになります。定着率に直結します。

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05東海エリアで具体的にどうなるか

愛知県と岐阜県に引き寄せて考えます。

物流倉庫。愛知県は名古屋港を抱え、高速道路網も整っているため、物流施設が集積しています。名古屋市港区周辺のほか、小牧・春日井・一宮といったインター周辺、岐阜県では羽島・各務原方面にも施設が広がっています。これらの地域は駅から離れた立地が多く、自転車や自動車での通勤を前提にした物件選びが必要になります。

リネンサプライ。ホテルや病院の需要に応える立地になるため、都市部からやや外れた工業エリアに工場が置かれる傾向があります。シフト制で朝が早いケースが多く、通勤時間の短さが定着に効きます。

資源循環。処理施設の性質上、住宅地から離れた場所に立地します。周辺に賃貸物件が少ない場合、少し離れたエリアから通う形になり、通勤手段の確保が前提条件になります。

林業・木材産業。岐阜県のように森林の多い地域では、この分野の受け入れが想定されます。ただし中山間地域は賃貸物件そのものが限られます。戸建ての借り上げや、地域の空き家を活用する形が現実的な選択肢になってきます。当社は岐阜県内にも支店があり、こうした地域の物件もお探しできます。

06受け入れ企業が住まいで備えること
備えること 理由
職場を起点にした通勤圏を先に決める 駅を起点に探すと、通勤できない物件を候補に入れてしまうため
通勤手段を会社として用意するか決める 自転車の支給、送迎バス、駐車場付き物件のいずれかを選ぶことになる
同一エリアで複数室を確保できるか確認する 複数名を同時に受け入れる場合、1棟で足りないことがあるため
賃貸ストックの少ない地域では早めに動く 中山間地域では選択肢が限られ、決まるまでに時間がかかるため
受入れ開始の時期から逆算する 新3分野は2027年頃の開始見込み。物件の手当ては採用の前工程になる

不動産のイブキは名古屋市西区に本店、岐阜市に支店を置き、社宅事業として外国籍スタッフの住まい手配を全国で承っています。職場の所在地と勤務シフトをうかがったうえで、通勤圏から物件をお探しする形を取っています。中古家電の手配・設置やライフラインの取次までまとめてお引き受けできますので、複数名の同時受け入れもご相談ください。

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07よくあるご質問
Q. 新しい3分野は、いつから受け入れられますか?
A. 2027年頃の開始が見込まれています。試験制度や協議会の整備がこれから進む段階です。正確な時期は出入国在留管理庁および所管省庁の公表情報をご確認ください。
Q. 分野が増えたということは、採用しやすくなるのでしょうか?
A. 受け入れられる業種の幅は広がります。ただし外食業のように上限に達して停止する分野も出ていますので、分野ごとの状況を見る必要があります。人材の総量が急に増えるわけではない点にもご留意ください。
Q. 郊外だと、そもそも賃貸物件が見つからないのでは。
A. エリアによって事情は異なりますが、戸建ての借り上げや、単身向けが少ない地域ではファミリー物件を複数名でお使いいただく形など、方法はあります。宿舎の基準を満たす必要がありますので、面積や設備の要件も含めてご相談ください。
Q. 製造業ですが、以前は特定技能の対象外と言われました。
A. 製造業分野は3分野が統合され、「工業製品製造業分野」として業務区分が広がっています。以前に対象外と判断された業務でも、現在は含まれている可能性があります。自社の業務がどの区分に該当するかは、所管省庁の資料または専門家にご確認ください。

この記事のまとめ

2026年1月の閣議決定で、リネンサプライ・物流倉庫・資源循環の3分野が追加され、特定技能の対象は19分野になりました。受入れ見込数も引き上げられています。

新3分野の受入れ開始は2027年頃の見込みで、試験制度や協議会の整備はこれから進みます。

これらの分野の職場はいずれも郊外にあり、2024年に追加された林業・木材産業は中山間地域が主戦場です。駅からの距離ではなく、職場からの距離と通勤手段で物件を選ぶ必要が出てきます。

東海エリアでは、物流倉庫が名古屋港周辺やインター沿い、岐阜県の羽島・各務原方面などに広がっています。林業・木材産業では、賃貸ストックの少ない地域での戸建て借り上げや空き家活用が現実的な選択肢になります。

本記事は2026年7月時点の情報に基づく整理です。制度の細部は今後変わり得ますので、最新情報は出入国在留管理庁および所管省庁でご確認ください。

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不動産のイブキ(伊吹株式会社)/名古屋市西区庄内通3丁目9-4/国土交通大臣(1)第10691号

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