「旧耐震だと売れないと言われました」
「耐震診断をやったという話を聞いた気がします」
「どの棟の何号室か、書類で合っているのか不安です」
中富住宅は、名古屋市北区金城1丁目2番2号にある大規模団地です。1973年5月から6月の竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造14階建。A棟からF棟までが並び、団地全体で574戸。名古屋市住宅供給公社が分譲し、大林組が施工しました。管理は自主管理です。専有面積は60.78平米から78.25平米です。
地下鉄名城線の名城公園駅まで徒歩7分から10分、黒川駅まで徒歩14分。名古屋城の北側という都心に近い立地です。
1973年の竣工なので、建築基準法の耐震基準が変わる前に建てられています。ここが売却の場面で必ず話題になります。何をどう確認すればよいのかをご説明します。
不動産のイブキは名古屋市西区庄内通の不動産会社です。買取の金額はこのページには書きません。室内を拝見し、書面にしてお出しします。
この記事でわかること
- 中富住宅の建物概要と棟の構成
- 旧耐震とは何を指すのか
- 耐震診断と耐震改修をどう確認するか
- 不動産のイブキが買い取るときの条件
- ご相談から引き渡しまでの流れ
- よくあるご質問
中富住宅の建物概要
| 所在地 | 名古屋市北区金城1丁目2番2号 |
| 交通 | 地下鉄名城線「名城公園」駅 徒歩7〜10分/「黒川」駅 徒歩14分 |
| 竣工 | 1973年5月から6月(築53年) |
| 構造・規模 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 14階建(13階建の表記がある棟もあります) |
| 構成 | A棟・B棟・C棟・D棟・E棟・F棟。ほかに東棟・西棟という区分の表記もあります |
| 総戸数 | 団地全体で574戸(各棟は98戸前後) |
| 専有面積 | 60.78平米〜78.25平米 |
| 分譲会社 | 名古屋市住宅供給公社 |
| 施工会社 | 大林組 |
| 管理形態 | 自主管理 |
| 駐車場 | 査定時に管理組合へ確認します |
金城1丁目は、名城公園の西側にあたる一帯です。名城公園駅から栄まで6分、金山まで12分。名城公園、フラリエ、トナリオが徒歩圏で、県庁や市役所にも歩いて行ける距離です。1973年という時期に、都心に近いこの場所へ大規模な団地が建てられました。
A棟からF棟までが同じ敷地に並びます。各棟はおおむね98戸で、団地全体では574戸。1970年代前半の公社分譲としては大きな規模です。
不動産のデータベースでは、戸数が574戸、294戸、98戸と3通りに分かれて登録されています。574は団地全体、294は東西どちらかのまとまり、98は1棟あたりの戸数と考えられます。売買では登記事項証明書の建物の名称と家屋番号、管理組合が把握している議決権の数が正です。査定のときにこちらで確認し、どの棟のどの部屋かを確定させます。
旧耐震とは何を指すのか
言葉が独り歩きしているので、正確に押さえます。
基準が変わったのは1981年6月
建築基準法の耐震の基準が改正され、1981年6月1日以降に建築確認を受けた建物が新耐震基準にあたります。それより前が旧耐震です。判定は竣工日ではなく、確認済証の交付日で決まります。
この団地は1973年の竣工です
時期からみて旧耐震にあたります。ただし、旧耐震の建物がすべて危険という意味ではありません。基準が想定する揺れの強さと、求める性能が変わったということです。
売却で影響するところ
- 買主が使える住宅ローンの選択肢が狭くなることがあります
- 住宅ローン控除など税の特例では、耐震基準に適合していることの証明を求められる場合があります
- 地震保険の保険料で、新耐震の建物に適用される割引が受けられません
- 買主が現金で買う層や、賃貸事業として買う層に寄ります
耐震改修が済んでいれば話が変わります
耐震診断を受け、必要な改修が行われている建物では、基準に適合しているという証明を取れる場合があります。そうなれば、上に挙げた不利のいくつかは解消します。まず、診断と改修が行われたかどうかを確認するのが先です。
耐震診断と耐震改修をどう確認するか
自主管理の団地なので、資料は管理組合が持っています。
| 総会の議事録 | 診断の実施や改修工事の議案が出ていれば記録があります。年数をさかのぼって確認します |
| 耐震診断の報告書 | 実施していれば報告書があります。判定の結果と、指摘された箇所が書かれています |
| 改修工事の契約書 | 工事を行っていれば、契約書や完了の書類が残ります |
| 補助制度の申請書類 | 自治体の補助を使った場合、申請と交付の記録があります |
| 適合証明 | 改修後に取得していれば、買主の融資や税の特例で使えます |
行われていない場合
「実施していない」と正確に伝えます。行われていないことを隠して売ると、買主の融資が通らず契約が流れます。最初から伝えておけば、現金で買える層に的を絞れます。
ご用意いただくのは固定資産税の納税通知書だけです。管理組合への照会は当社から行います。自主管理なので、理事長や会計担当の方に当社が連絡します。売主様が頭を下げに行く必要はありません。
旧耐震だからと諦める前に、まず状況を確かめさせてください。査定は無料です。
査定を依頼する(メールのみの連絡も可)不動産のイブキが買い取るときの条件
当社が買主になる場合の条件です。
| 旧耐震 | お受けします。当社は住宅ローンを使わないため制約を受けません |
| 耐震診断の有無 | 実施していなくてもお受けします |
| 室内の状態 | 現況のままで結構です。家財が残っていても拝見します |
| 仲介手数料 | ご負担はありません |
| 契約不適合責任 | 免責です。築53年の建物で、引き渡し後の不具合をご請求することはありません |
当社は賃貸仲介が本業です。名城公園駅から歩ける立地で、公園と官庁街が近く、専有面積は60平米台から70平米台。賃貸の募集では分かりやすい条件です。築年数は賃貸ではさほど問われません。だからこの棟は買えます。
ご相談から引き渡しまでの流れ
ご連絡
部屋番号と、分かれば棟の名前をお聞かせください。分からなくても構いません。
登記で棟を確定
法務局で登記事項証明書を取り、建物の名称と家屋番号から棟を確定させます。
管理組合への照会
理事長と会計担当の方に当社から連絡し、規約、議事録、積立金の残高、耐震診断の有無を確認します。
現地確認とご提示
室内を30分ほど拝見し、価格を書面でお出しします。集まった資料の範囲もご説明します。
契約・決済
司法書士立会いで代金の受領と登記の移転を同日に行います。
よくあるご質問
旧耐震だと売れませんか。
売れます。買主が住宅ローンを使う場合は条件が厳しくなりますが、現金で買える層や賃貸事業として買う層があります。当社が買主になる場合は制約を受けません。
旧耐震かどうかはどこで分かりますか。
確認済証の交付日で決まります。竣工日ではありません。管理組合が保管していれば確認できます。この団地は1973年竣工なので、時期からみて旧耐震にあたります。
耐震診断はやっているのでしょうか。
管理組合の議事録で確認します。実施していれば報告書が残っています。当社から照会します。
どの棟か分かりません。
固定資産税の納税通知書に家屋番号が記載されています。そこから特定できます。分からなければ部屋番号だけお聞かせいただければ、こちらで確認します。
戸数が資料によって違います。
574戸は団地全体、98戸は1棟あたりの数字と考えられます。管理組合が把握している議決権の数が実数です。査定のときに確認します。
中富住宅の売却・買取のご相談を承ります
- 旧耐震でも、耐震診断が未実施でもお受けします
- どの棟のどの部屋かの特定は当社が行います
- 仲介手数料のご負担はなく、引き渡し後の責任も負っていただきません
- 自主管理の管理組合への照会も当社から行います
査定は無料です。お断りいただいても費用はかかりません。
不動産のイブキ(伊吹株式会社)/名古屋市西区庄内通3丁目9-4/国土交通大臣(1)第10691号/年中無休 10:00〜19:00
この記事のまとめ
- 中富住宅は1973年築、SRC造14階建。A棟からF棟が並び、団地全体で574戸です
- 分譲は名古屋市住宅供給公社、施工は大林組、管理は自主管理です
- 耐震基準が変わったのは1981年6月で、判定は竣工日ではなく確認済証の交付日です
- 旧耐震は買主の融資や税の特例、地震保険の割引に影響します
- 耐震診断と改修が行われていれば、適合の証明を取れる場合があります
- 未実施なら正確に伝え、現金で買える層に的を絞るほうが早く進みます





