稚内市は、日本でいちばん北にある市です。丘には五十七基の風車が立ち並び、市が一年に使う電気のおよそ六割にあたる量を生み出しています。強い風に悩まされてきた土地が、その風を資源に変えた。この街の性格をよく表す景色です。
この街でお部屋をお探しの方へ。日本に保証人がいなくとも、賃貸の契約は結べます。以下では、そのための方法と審査で見られる点、そして稚内駅の周辺から声問までの住まいの違いをご案内します。
ご案内する内容
- 保証の役目を引き受ける会社
- 保証人が立てられないときの三つの選び方
- 審査で見られる4項目
- 稚内市で暮らす——日本最北のまち
- よくいただくご質問
日本で部屋を借りようとすると、家賃が払えなくなったときに代わりに責任を負う人物を立てるよう求められます。この国に来て日の浅い方には、頼める相手がいません。そこで整えられたのが、その役目を業務として引き受ける会社に費用を払うという仕組みです。
会社が貸主に対して支払いを保証します。個人の縁に頼らずに住まいを決められるということです。水産の現場に人が集まるこの街でも、この方式で契約が結ばれています。
保証人が立てられない状況から契約に至る選び方は、三つあります。
ひとつ、保証を引き受ける会社に費用を納めること。この国に親族がいなくても、これで契約は成立します。
ふたつ、勤務先が契約者となること。会社が住まいを借りて従業員に使わせる形なら、住む方が保証を考える場面はありません。
みっつ、書類を先にそろえておくこと。在留資格の証明、勤務の証明、収入の証明。この三つで審査は通ります。
審査でつまずく原因は次の4項目に限られます。
| 見られる項目 | 先に整えること |
|---|---|
| 家賃と収入のつり合い | 手取りの3割ほどを上限として、その中で候補を選ぶ |
| 在留資格と満了日 | 在留カードの期限を確認し、更新の予定も伝える |
| 書類の過不足 | 在留・勤務・収入の証明を写しとともに一式にする |
| 緊急時の連絡先 | 職場の方に事情を話し、名前を出す承諾を得ておく |
稚内市でのお部屋探し、ご相談をお待ちしております。
この街は日本の北の端にあります。岬には最北端であることを示す碑が立ち、鉄道の駅も日本でいちばん北のものです。ここで暮らすうえで最初に知っておくべきは、風の強さでしょう。三方を海に囲まれた地形のため、年間を通じて風が吹き抜けます。かつては生活の妨げでしかなかったこの風を、この街は資源として扱うことにしました。丘陵地に五十七基の風車を並べ、電気をつくり始めたのです。柱の高さは約六十八メートル、羽根の先まで含めれば百メートル近くになります。総出力は国内でも最大級で、市が一年に消費する電気のおよそ六割に相当する量を生み出しています。風車の立つ丘は、氷河期の名残をとどめた地形として北海道の遺産に選ばれた場所でもあります。海に目を向ければ、この港は日本一の水揚げを誇る海産物を持っています。ミズダコです。年間およそ二千トン、大きなものは四十キロを超えます。ホタテ、ウニ、ツブ貝、カニ、鮭。季節ごとに違う魚介が水揚げされ、丘の牧草地では肉牛も育てられています。
| 地区 | 街のなりたち |
|---|---|
| 中央・稚内駅周辺 | 市の中心。行政の窓口と商店が集まる |
| 南稚内・末広 | 商業施設の多い一帯。生活の店がそろう |
| 潮見・港 | 海に近い地区。水産の職場が近い |
| 富岡・声問 | 空港方面の郊外。自動車が前提 |
| 宗谷・抜海 | 丘陵と牧草地の広がる地区 |
住まいを考えるうえで、この街には二つの前提があります。ひとつは風です。雪の量そのものは道内の内陸部ほど多くありませんが、風で雪が舞い、視界が悪くなる日があります。物件を選ぶ際には、建物の向き、窓の造り、風を遮るものが周囲にあるかどうかを見ておくべきです。もうひとつは距離です。この街は札幌から鉄道でおよそ五時間十分、都市間のバスでは六時間近くかかります。道内で最も遠い部類に入ります。ただし空港があり、そこから新千歳までは一時間ほど、東京の空港へも直行の便が飛んでいます。港からは離島へのフェリーも出ています。夏は涼しく、八月でも日中の最高気温は平均で二十二度ほど。暑さで苦しむことはまずありません。家賃の水準は抑えめで、単身向けの部屋も家族向けの部屋も確保しやすい街です。
| 主な拠点 | 移動のしやすさ |
|---|---|
| 稚内駅 | 日本最北の駅。行政と商店が近い |
| 南稚内駅 | 商業施設が集まる。生活に便利 |
| 港の周辺 | 水産の職場と離島への船着き場 |
| 空港の方面 | 道内外へ空の便で移動できる |
| 丘陵の方面 | 牧場が広がる。自動車が欠かせない |
働き先の柱は水産です。水揚げされた魚介を選別し、加工し、冷凍する工場が港の周辺に集まっており、季節によって作業量が大きく変わります。魚種ごとに繁忙の時期が異なるため、年間を通じて人手が求められる分野です。早朝からの作業が多いので、職場の近くに住めるかどうかが暮らしを左右します。次に多いのが酪農と畜産です。丘の牧草地では牛が育てられており、世話や搾乳の仕事は通年であります。近年は風力をはじめとする発電の施設が増え、その保守や運営に関わる仕事も生まれています。宗谷地域の中心都市ですから、商業と医療の職場も集まっており、介護の求人は年間を通じて出ています。夏には離島や岬を訪ねる人が増え、宿泊や飲食の現場でも人が必要になります。
| 拠点に向く地区 | 相性のよい働き方 |
|---|---|
| 潮見・港 | 水産の加工場で早朝から働く方 |
| 宗谷・抜海 | 酪農や畜産の現場に携わる方 |
| 中央・稚内駅周辺 | 飲食や宿泊の仕事に就く方、車を持たない方 |
| 南稚内・末広 | ご家族での入居、介護の職場に通う方 |
| 富岡・声問 | 空港や発電の施設に関わる方 |
稚内市でのお部屋探しをお手伝いします
おひとりでのご入居、ご家族での転居、そして企業様が従業員のためにまとめてお部屋をご手配になる場合。いずれのご依頼にも対応いたします。水産の加工場でお勤めの方の住まいは数多く扱ってまいりました。まだ何も決まっていない段階のご相談で構いません。費用はいただきません。お勤め先の場所と勤務の時間帯、そしてご希望の家賃の範囲をお知らせいただければ、条件に合う候補をご提示いたします。
0120-337-900不動産のイブキ(伊吹株式会社)/名古屋市西区庄内通3丁目9-4/国土交通大臣(1)第10691号
まとめ
稚内市は、日本の北の端で、強い風を電気に変えて暮らす街です。港には日本一の水揚げを誇る海産物があり、丘には牧草地と風車が広がります。水産の加工、酪農、そして発電に関わる仕事。札幌からは遠いものの、空の便が道内外を結んでいます。夏は涼しく、家賃も抑えめです。
保証人がいないことは、住まいを持てない理由になりません。保証を引き受ける会社と、そろえておいた書類。この二つで契約は結べます。日本の最北で働き始める方の暮らしを、私どもがお手伝いいたします。
企業のご担当者様へ
従業員の方の受け入れに合わせた住居の確保、複数名分の契約事務の取りまとめ、そして入居後のご相談への対応。これらをまとめて私どもがお引き受けいたします。水産の加工場のように、魚種によって繁忙の時期が動き、早朝からの勤務が生じる現場の事情も心得ております。風の強い土地ですので、建物の向きや通勤の距離まで踏まえたご提案をいたします。酪農や介護をはじめ、業種を問わずご相談を承ります。





