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2026.08.07

生活保護で近隣トラブルが起きたら|騒音・ゴミ出しの対応と、転居を考えるときの注意点

上の階の足音が我慢できない。隣から苦情を言われた。ゴミ出しのことで注意された。——賃貸に住んでいれば、誰にでも起こりうることです。

ただ、生活保護を受けている方の場合、「トラブルになったら追い出されるのでは」「引っ越すお金がない」という不安が重なり、相談しないまま抱え込んでしまうことがあります。それが一番よくない対応です。

この記事では、騒音やゴミ出しのトラブルが起きたときに、何をして、何をしてはいけないかを整理します。あわせて、転居を考える場合の注意点もご説明します。

この記事でわかること

  1. まず知っておいてほしいこと
  2. やってはいけない3つのこと
  3. 騒音に困っているとき|相談の手順
  4. 自分が苦情を受けたとき
  5. ゴミ出しでもめたとき
  6. それでも解決しないとき|転居という選択
  7. 次の部屋で繰り返さないために
  8. よくあるご質問
01まず知っておいてほしいこと

最初にはっきりさせておきます。近隣トラブルは、生活保護を受けているかどうかとは関係ありません。集合住宅に住んでいれば誰にでも起こることで、実際、賃貸で最も相談件数が多い問題のひとつが騒音です。

負い目を感じる必要はありませんし、遠慮して黙っている理由もありません。むしろ我慢を続けると、睡眠が削られ、体調に響き、生活そのものが立ち行かなくなります。

苦情を言われても、すぐに追い出されることはありません
賃貸借契約は、借りている人の権利が法律で守られています。一度注意を受けたからといって、それだけで直ちに契約を解除されることは通常ありません。
ただし、繰り返し注意を受けても改善されない場合には、契約解除に至ることがあります。連絡を無視せず、話し合いに応じる姿勢を見せることが、ご自身を守ることにつながります。
02やってはいけない3つのこと

気持ちは分かりますが、これらは事態を悪化させます。

やってはいけないこと なぜ危険か
直接相手の部屋に行く 相手が話の通じる人とは限りません。逆上されると、あなたの顔と部屋が知られた状態で対立が続きます
壁や天井を叩き返す 相手からすればあなたが騒音を出したことになります。どちらが被害者か分からなくなります
手紙をポストに入れる 筆跡や投函の時間帯から、誰が入れたか特定されます。嫌がらせと受け取られることもあります

共通しているのは、あなたが当事者として前に出てしまう点です。近隣トラブルは、間に第三者を挟むことで安全に処理できます。その役割を担うのが管理会社やオーナーです。

03騒音に困っているとき|相談の手順

順番があります。飛ばさずに進めてください。

順番 やること
1 記録をつける。日付、時刻、音の種類、どのくらい続いたか、生活への影響をメモする
2 管理会社かオーナーに連絡する。記録をもとに、感情ではなく事実を伝える
3 管理会社の対応を待つ。多くの場合、まず建物全体への注意文が出される
4 改善しなければ、記録を追加して再度連絡する。1回で諦めない
5 深夜の怒声など危険を感じる状況では、警察(110番)に相談する

1番の記録が、すべての土台になります。「うるさいので何とかしてください」だけでは、管理会社も動きようがありません。「10月3日午前1時20分から30分ほど、上の階から物を落とすような音が続き、眠れなかった」という形であれば、具体的な対応につながります。

管理会社への伝え方の例
「〇〇号室の△△です。上の階の音についてご相談です。9月28日から10月5日までの間、深夜1時前後に大きな音が続いていて、眠れない日があります。日付と時間をメモしていますので、お伝えできます。直接お話しするのは避けたいので、対応をお願いできますでしょうか」

ポイントは3つです。①具体的な日時 ②生活への影響 ③直接対決を避けたい意思。この形で伝えると、管理会社が動きやすくなります。

なお、騒音が法的に問題となるかどうかは「受忍限度」という考え方で判断されます。社会生活を営むうえで通常我慢すべき範囲を超えているかどうか、という基準です。ただしこれは総合的に判断されるもので、アプリの数値だけで決まるものではありません。法的な判断が必要な段階になったら、自治体の無料法律相談や法テラスなどの窓口をご利用ください。

04自分が苦情を受けたとき

立場が逆の場合です。ここで対応を誤ると、契約解除に向かってしまいます。

① 連絡を無視しない
管理会社からの電話や手紙を放置するのが、最も状況を悪くします。まず折り返してください。

② 心当たりがあれば、素直に伝える
「気づかず申し訳ありませんでした。気をつけます」で十分です。争う必要はありません。

③ 心当たりがなければ、そう伝える
音の発生源が別の部屋というのはよくあることです。「その時間は外出していました」など、事実を落ち着いて伝えてください。

④ 具体的に何をするか示す
「夜10時以降は洗濯機を使いません」「防音マットを敷きます」など、行動で示すと相手にも管理会社にも伝わります。

床にカーペットやマットを敷く、家具の脚にフェルトを貼る、深夜の家事を控える。こうした対策は費用もほとんどかかりません。「対応しようとしている」という姿勢自体が、次の展開を大きく変えます。

05ゴミ出しでもめたとき

ゴミ出しは、地域ごとにルールが細かく違います。引っ越してきた方がつまずきやすい部分です。

よくある原因 対応
分別の方法が違っていた 自治体のホームページや配布冊子で確認する。分からなければ区役所の環境事業所に問い合わせる
出す曜日を間違えた 収集カレンダーを冷蔵庫などに貼る
指定の袋を使っていなかった 自治体指定の袋があるか確認する
前夜に出してしまった 収集当日の朝に出す。カラス対策のネットの使い方も確認する
粗大ゴミを置いてしまった 粗大ゴミは事前の申し込みと手数料が必要。捨てる前に手続きする

名古屋市の場合、ゴミの分別は細かく決められています。分からないまま自己流で出すより、一度確認するほうが結果的に早いです。区役所や環境事業所に電話すれば教えてもらえます。

お住まいのことでお困りのときは、ご相談だけでも承っています

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06それでも解決しないとき|転居という選択

手を尽くしても改善しない場合、住み替えを考えることになります。ここで生活保護を受けている方に特有の注意点があります。

物件を決める前に、必ず担当のケースワーカーへ相談してください。
転居には事前の承認が必要になる場面があります。順番を間違えると、認められないことがあります。先に不動産会社で申し込んでしまってから相談すると、手付金などで損をする可能性もあります。

そのうえで、次の点を押さえてください。

内容
転居が認められるか 近隣トラブルを理由とする転居が認められるかどうかは、状況によります。これまでの経緯を記録しておくと、説明の材料になります
費用の扶助 転居が認められる場合、敷金や引っ越し費用が支給されることがあります。条件がありますので確認してください
家賃の上限 住宅扶助の上限内で探すことになります。名古屋市内は単身37,000円、2人世帯44,000円。3人以上は別の基準があります

§03でお伝えした「記録」が、ここでも効いてきます。いつ、どんなことがあり、管理会社にいつ相談し、どう対応されたか。この経緯が残っていれば、ケースワーカーへの説明が具体的になります。口頭で「うるさくて限界です」と伝えるより、状況が伝わります。

07次の部屋で繰り返さないために

転居する場合、物件選びで音のリスクをある程度下げられます。

選び方 効果
1階を選ぶ 上階への足音を気にせずに済む。ただし上からの音は受ける
最上階を選ぶ 上からの音がない
角部屋を選ぶ 隣接する部屋が1つ減る
鉄筋コンクリート造を選ぶ 木造や軽量鉄骨より遮音性が高い傾向がある。ただし家賃も上がりやすい
内見で壁を確認する 壁を軽く叩いて響き方を見る。隣室との間に収納がある間取りは音が伝わりにくい
時間帯を変えて見に行く 可能であれば夜にも周辺を歩いてみる

住宅扶助の上限がある中で、すべての条件を満たすのは難しいこともあります。どれを優先するかを決めておくと、探しやすくなります。

不動産のイブキは名古屋市西区に拠点を置き、生活保護を受けながらのお部屋探しを日常的にお手伝いしています。上限内で、生活保護に対応した保証会社を使える物件をご提案できます。音の問題で住み替えを考えている場合も、事情をうかがったうえでお探しします。

08よくあるご質問
Q. 苦情を言われました。追い出されますか?
A. 一度の注意で直ちに契約を解除されることは通常ありません。ただし、繰り返し注意されても改善が見られない場合は、契約解除に至ることがあります。連絡を無視せず、対応する姿勢を示してください。
Q. 管理会社に相談しても動いてくれません。
A. 1回で諦めず、記録を追加して再度相談してください。それでも対応がない場合、オーナーに直接連絡する方法もあります。深夜の怒声など危険を感じる場合は、警察への相談も選択肢です。法的な判断が必要な段階では、自治体の無料法律相談や法テラスをご利用ください。
Q. 生活保護だから相談しにくいのですが。
A. 近隣トラブルは受給の有無と関係なく起こります。管理会社にとっては、入居者からの相談として通常どおり扱う話です。遠慮する必要はありません。
Q. トラブルを理由に転居できますか?
A. 認められるかどうかは状況によります。これまでの経緯の記録があると、説明がしやすくなります。まずは担当のケースワーカーにご相談ください。
Q. 隣の人と顔を合わせるのが怖いです。
A. 直接のやり取りは避けてください。管理会社を通すことで、相手にあなたが誰か分からない形で対応できる場合があります。相談の際に「直接のやり取りは避けたい」と伝えてください。

この記事のまとめ

近隣トラブルは生活保護の受給とは関係なく、誰にでも起こります。遠慮せず相談してください。

やってはいけないのは、直接相手の部屋に行く、壁を叩き返す、手紙を入れる、の3つです。いずれもあなたが当事者として前に出てしまい、対立が長引きます。

困っているときは、まず記録をつけてください。日付・時刻・音の種類・生活への影響。そのうえで管理会社に、事実として伝えます。1回で動かなければ、記録を足して再度相談してください。

苦情を受けた側になったときは、連絡を無視しないことが最も大切です。具体的にどう対応するかを示すと、状況が変わります。

転居を考える場合は、物件を決める前に必ず担当のケースワーカーへ相談してください。これまでの経緯の記録が、説明の材料になります。

生活保護のお部屋探しは、不動産のイブキへ

住宅扶助の上限内・保証人不要・生活保護に対応した保証会社を使える物件をご提案します。音の問題で住み替えをお考えの方もご相談ください。名古屋市西区庄内通に拠点を置く地域密着の不動産会社です。相談は無料です。

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