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2026.08.07

家具什器費の申請はどう進める?見積書の取り方とケースワーカーへの伝え方

家具什器費という制度があることを知らないまま、自分のお金で家電を買ってしまう方がいます。

これは避けたい事態です。逆に、制度があると聞いて先に買ってしまい、「対象外です」と言われて自己負担になるケースもあります。どちらも、順番を知らなかったために起きています。

この記事は、家具什器費の申請の手順に絞ってご説明します。いつ、誰に、何を持って相談するか。ここを間違えなければ、余計な負担を避けられます。

この記事でわかること

  1. いちばん大切なこと|買う前に相談
  2. 申請の手順
  3. 見積書の取り方
  4. ケースワーカーへの伝え方
  5. 中古で買ってもよいのか
  6. 断られたときはどうするか
  7. 転居するときの扱い
  8. よくあるご質問
01いちばん大切なこと|買う前に相談

この記事で覚えていただきたいことは、実質これだけです。

家具や家電を買う前に、必ず担当のケースワーカーに相談してください。

買ってから「これは対象になりますか」と聞いても、認められないことがあります。その場合、支払ったお金はそのまま自己負担になります。
限られた生活費の中で数万円の負担が生じるのは、大きな痛手です。順番だけは守ってください。

なぜ事前相談が必要かというと、何が対象になるかは個別に判断されるからです。品目、金額、その方の状況によって結論が変わります。買った後では、判断のしようがありません。

02申請の手順

一般的な流れは次のとおりです。ただし自治体によって運用が異なりますので、実際の手順は担当のケースワーカーにご確認ください。

順番 やること
1 ケースワーカーに相談する。「家具什器費について相談したい」と伝える
2 何が必要かを説明する。持っていないものを具体的に伝える
3 お店で見積書をもらう(この段階では買いません)
4 見積書をケースワーカーに提出する
5 どれが対象になるか、いくらまで出るかを確認する
6 決定を待つ
7 決定後に購入する
8 領収書を提出する

3番と7番の間に、必ず4〜6番が入ります。ここを飛ばさないでください。

支給の方法も自治体によって異なります。先に現金が支給されて後から領収書を出す形、購入後に精算する形など、いくつかのやり方があります。どちらになるかを最初に確認しておくと、お金の準備ができます。

03見積書の取り方

「見積書と言われても、どうすればいいか分からない」という声をよくいただきます。難しくありません。

お店での伝え方

「見積書をいただけますか。」
(家電量販店、リサイクルショップ、ホームセンターなどで対応してもらえます)

必要な品物を伝えて、その合計金額を書いた紙を作ってもらいます。その場で買う必要はありません。
見積書に入れてもらうこと
品名(冷蔵庫、洗濯機など)
それぞれの金額
合計金額
お店の名前と日付
配送料・設置費用がかかる場合はその金額も

配送料と設置費用は忘れずに確認してください。冷蔵庫や洗濯機は自分で運べません。本体価格だけで見積もると、後で足りなくなります。

何社分の見積りが必要かは、自治体によって異なります。1社でよい場合もあれば、複数を求められる場合もあります。ケースワーカーに確認してから動くと、二度手間になりません。

04ケースワーカーへの伝え方

相談するときは、「何を持っていないか」を具体的に伝えるのが要点です。

そのまま使える伝え方

「家具什器費について相談させてください。冷蔵庫と洗濯機を持っていません。」

「見積書はどのように用意すればよいですか。何社分必要でしょうか。」

「支給が決まってから購入する形でよろしいですか。」

「配送と設置の費用も含めて見積もってもらってよいですか。」

遠慮する必要はありません。制度について尋ねることは、当然の相談です。

また、何が対象になるかは自治体で運用が異なります。インターネットで見た情報と、担当のケースワーカーの説明が違うことがあります。その場合、ご自身の地域の運用が優先されます。

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05中古で買ってもよいのか

問題ありません。むしろ、限られた金額の中では現実的な選択です。

考え方
中古(リユース品) 同じ金額でより多くの品目をそろえられます。動作確認と保証の有無を確認してください
新品 保証が長い分、安心です。ただし金額は上がります
寝具 中古が流通しにくい品目です。新品または再生品になることが多いようです

リサイクルショップでも見積書を出してもらえます。購入前に、対応してもらえるか電話で確認しておくと確実です。

中古品を選ぶ場合、保証期間と、故障したときの対応を確認しておいてください。数か月の保証が付いていることが一般的です。

06断られたときはどうするか

申請しても認められないことがあります。理由を確認してください。

よくある理由 考えられる対応
既に持っていると判断された 実際に持っていない場合、その旨を説明してください。訪問して確認してもらう方法もあります
対象品目ではない 何が対象になるかを確認し、対象のものだけで申請し直す方法があります
特別な事情に当たらない 制度の原則は、毎月の保護費でのやり繰りです。該当する事情があれば、具体的に説明してください
金額が上限を超えている 品目を絞るか、中古で安く抑える方法があります

納得できない場合は、理由を書面で示してもらうよう求めることができます。そのうえで、自治体の相談窓口や法テラスなどにご相談いただく方法もあります。

07転居するときの扱い

引っ越すときにも、家具什器費が関わる場面があります。

新旧の住居で設備が違う場合/前の部屋にあった設備が新しい部屋にない場合、補うための支給が認められる可能性があります
同じ品目の重複支給は原則としてありません/既に支給を受けた品目について、再度受けることは通常できません
持っている家具の扱い/転居先に運ぶのか、処分するのか。事前にケースワーカーにご相談ください

なお、名古屋市では生活扶助を受けている世帯について、粗大ごみ処理手数料の減免制度があります。転居で家具を処分する場合に使えますので、区の環境事業所にお問い合わせください。

不動産のイブキは名古屋市西区に拠点を置き、生活保護を受けながらのお部屋探しを日常的にお手伝いしています。お部屋が決まった後の生活の立ち上げについても、ご相談いただけます。相談は無料です。

08よくあるご質問
Q. いくらまで支給されますか?
A. 上限額は定められていますが、年度や地域によって異なります。金額をお示しすると、古い情報でご判断いただくことになりかねないため、この記事では書いていません。担当のケースワーカーにご確認ください。
Q. すでに買ってしまいました。
A. 対象外とされる場合がありますが、まずはケースワーカーにご相談ください。領収書は必ず保管しておいてください。自治体によっては、購入証明があれば認められる場合もあります。
Q. 見積書を取るお金がありません。
A. 見積書の作成に費用はかかりません。無料で出してもらえますので、ご安心ください。
Q. どこで見積書をもらえますか?
A. 家電量販店、リサイクルショップ、ホームセンターなどで対応してもらえます。中古品を扱うお店でも出してもらえますので、事前に電話で確認しておくと確実です。
Q. ケースワーカーが制度を知らないようです。
A. 「家具什器費について確認していただけますか」と、制度の名前を出して尋ねてみてください。それでも進まない場合、福祉事務所の窓口で相談する方法もあります。

この記事のまとめ

家具や家電を買う前に、必ず担当のケースワーカーに相談してください。買ってから相談すると、対象外とされて自己負担になることがあります。

手順は、相談 → 見積書を取る → 提出 → 決定を待つ → 購入 → 領収書を提出、という流れです。決定を待たずに買わないでください。

見積書はお店で無料で作ってもらえます。品名、金額、合計、お店の名前と日付を入れてもらい、配送料と設置費用も忘れずに確認してください。

中古品でも問題ありません。同じ金額でより多くをそろえられます。保証期間と故障時の対応を確認しておいてください。

断られた場合は理由を確認し、必要であれば書面で示してもらうよう求めることができます。

支給額や対象品目、手続きの詳細は自治体によって運用が異なります。必ずご自身の担当ケースワーカーにご確認ください。

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