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2026.07.31

登録支援機関のための「入国前の保証審査」活用ガイド|GTNで住まいの手配を前倒しする

特定技能外国人の受け入れで、住まいの手配がいちばん時間を食う——登録支援機関のご担当者から、よくうかがう話です。

原因ははっきりしています。一般的な入居審査では在留カードや住民票が求められますが、これらは来日してからでないと手に入りません。結果として、入国後に部屋探しを始めることになり、その間の仮住まいや、就業開始の遅れが発生します。

この時間差を縮める方法のひとつが、入国前に保証審査を受け付けている家賃債務保証会社を使うことです。当社が利用している保証会社のひとつであるGTN(株式会社グローバルトラストネットワークス)は、来日前からの審査申込に対応しています。実務でどう使えるのかを整理します。

この記事でわかること

  1. 登録支援機関がぶつかる「住まいの時間差」
  2. 入国前に保証審査ができると何が変わるか
  3. GTNの入国前審査でできること
  4. 使うときの実務ポイント
  5. 入国前審査だけでは解決しないこと
  6. 手配全体をどう組むか
  7. よくあるご質問
01登録支援機関がぶつかる「住まいの時間差」

特定技能外国人への支援には、住居の確保に係る支援が含まれています。しかし実務では、次のような順序の問題が生じます。

・入居審査では、在留カードや住民票の提出を求められることが多い
・在留カードは上陸許可の際に交付されるため、来日前には存在しない
・住民票は、来日後に市区町村で手続きをしてから作られる
・つまり、通常の流れでは来日してからでないと審査が始められない

その結果どうなるか。来日した本人が、住まいが決まるまでホテルや会社の仮宿泊施設で待つことになります。就業開始が遅れれば、受け入れ企業にも本人にも負担がかかります。繁忙期に複数名を同時に受け入れる場合、この待機が積み上がります。

審査そのものを前倒しできれば、この構造を崩せます。

02入国前に保証審査ができると何が変わるか
通常の流れ 入国前審査を使う場合
物件探し 来日後に開始 来日前に開始できる
保証審査 在留カード取得後 来日前に申し込める
契約 審査完了後 審査が済んでいるため、来日後すぐに進めやすい
入居 契約から数日〜 来日直後の入居を狙える
仮住まいの費用 発生しやすい 圧縮できる可能性がある

効果は費用面だけではありません。本人の不安が減ります。出国前の段階で「日本に着いたらこの部屋に入る」と決まっていることは、初めて来日する方にとって想像以上に大きい要素です。

受け入れ企業から見ても、就業開始日を確定させやすくなります。住まいが決まらないために配属が読めない、という状況を避けられます。

03GTNの入国前審査でできること

GTNは外国人向けの家賃債務保証を専門に扱う会社で、来日前の方でも保証審査に申し込めることを公表しています。海外在住の候補者に対しても物件を紹介できる、という点を打ち出しています。

同社が公表している内容には、次のようなものがあります。

項目 同社の公表内容
入国前の審査 来日前の方でも保証審査の申込が可能
審査の承認率 96%(同社公表値)
対応実績 年間20万件、160か国以上の利用者
生活サポート 契約者向けに多言語での生活相談を提供。月内解決率97%以上と公表
アプリ 契約者専用アプリで生活相談や情報提供。最大25言語対応(提供時期により異なる)
対応エリア 全国

また2026年には、家賃保証審査の申込と同時に電気・ガス・インターネット・SIMカードなどを一括で申し込めるサービスの提供も開始されています。日本の電話番号がないと申し込めないサービスが多く、来日前にライフライン手配が進められないという課題への対応です。

数値はいずれも同社の公表値です
承認率や解決率は同社が公表している数字であり、個別の案件で同じ結果になることを保証するものではありません。審査の可否は入居予定者の状況によって変わります。
また、入国前審査に対応しているかどうかは保証会社によって異なります。物件で指定されている保証会社が対応しているとは限りませんので、案件ごとに確認が必要です。
04使うときの実務ポイント

① いつ動き出すか
GTNは部屋探しについて、申込から契約までおおむね2〜3週間、入居の30〜40日前に動き始めることを目安として示しています。入国日が決まった時点で逆算を始めるのが現実的です。

② 在留カードの代わりに何を出すか
来日前の段階では在留カードがありませんので、在留資格認定証明書や雇用契約書など、在留資格と就労の予定を示す書類が判断材料になります。求められる書類は保証会社や案件によって異なりますので、申し込む前に必ず確認してください。書類の準備については、別記事のチェックリストもあわせてご覧ください。

③ 緊急連絡先を先に決めておく
来日前の本人には、日本国内の連絡先がありません。受け入れ企業のご担当者や登録支援機関の職員が緊急連絡先になれる場合がありますので、誰にするかを事前に決め、了承を得ておいてください。

④ 氏名の表記をそろえる
パスポート、在留資格認定証明書、雇用契約書で表記が食い違うと照会が入り、時間を失います。パスポートの表記に統一するのが確実です。

入国前からの住まい手配について、ご相談を承っています

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05入国前審査だけでは解決しないこと

ここは正直にお伝えしておきます。保証審査が前倒しできても、住まいの手配がすべて片づくわけではありません。

残る課題 内容
物件を押さえられるか 審査が通っても、契約するまで物件は他の申込者に取られる可能性がある。入国日までの空室期間の家賃をどう扱うかは、オーナーとの交渉になる
内見ができない 本人が来日前のため、部屋を見て決められない。写真や動画での確認と、担当者による下見が前提になる
宿舎の要件を満たすか 技能実習・育成就労では宿泊施設が計画の認定基準に含まれる。面積や設備の確認は別途必要
家電と生活用品 入居初日から生活するには、冷蔵庫・洗濯機・照明器具・カーテン・寝具が要る
ライフラインの開通 ガスの開栓は立ち会いが必要。来日直後の本人が平日日中に在宅できるとは限らない
鍵の受け渡し 誰がいつ渡すか。到着が夜間や休日になる場合の段取り

とくにガスの立ち会いは見落とされがちです。保証審査が前倒しできて契約も済んでいるのに、開栓の予約が取れずお湯が出ない、という事態は実際に起こります。

06手配全体をどう組むか

入国前審査は、住まいの手配を前倒しするための手段のひとつです。効果を出すには、物件の確保、宿舎要件の確認、家電の手配、ライフラインの開通、鍵の受け渡しまでを一本の線でつなぐ必要があります。

不動産のイブキは、社宅事業として外国籍スタッフの住まい手配を全国で承っています。案件の条件に応じて保証会社を選定し、入国前審査に対応できる場合はその形で進めます。あわせて、宿舎要件を満たす物件の選定、現地での採寸、中古家電の手配・設置、ライフラインの取次までまとめてお引き受けできます。

スペイン語・ポルトガル語での対応も可能です。複数名を同時に受け入れる時期は、窓口を一本にまとめていただくほうが、ご担当者の負担が目に見えて減ります。

登録支援機関・派遣会社・受け入れ企業のご担当者様へ

入国日から逆算した住まいの手配をご一緒に組み立てます。保証会社の選定、物件確保、採寸、家電手配、ライフライン取次まで一括対応。全国対応、本店=名古屋市西区/岐阜支店あり。

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07よくあるご質問
Q. どの物件でも入国前審査が使えますか?
A. いいえ。物件ごとに利用できる保証会社が指定されている場合が多く、その保証会社が入国前審査に対応しているとは限りません。入国前審査を前提に進めたい場合は、対応可能な保証会社を使える物件から探す必要があります。当社では、その条件を含めて物件をお探しできます。
Q. 審査が通れば、入居も確定しますか?
A. 保証審査の承認と、賃貸借契約の成立は別です。オーナーの承諾や契約手続きが残ります。また、契約するまでは他の申込者に物件を取られる可能性があります。
Q. 入国日が変わったらどうなりますか?
A. 契約開始日や家賃の発生時期の調整が必要になります。入国日が変動しやすい案件では、その前提でオーナー側と話をしておくと動きやすくなります。個別の条件はご相談ください。
Q. 本人が内見できないまま契約して大丈夫でしょうか。
A. 実務上は写真や動画で確認いただく形が一般的です。当社では現地を確認したうえで、面積や設備、周辺環境を含めてご報告します。宿舎の要件を満たすかどうかもあわせて確認します。
Q. GTN以外の保証会社は使えませんか?
A. 使えます。当社は複数の保証会社を扱っており、案件の条件に応じて選定しています。入国前審査が必要かどうか、在留資格や就労開始時期はどうかによって、適した保証会社は変わります。

この記事のまとめ

通常の入居審査は在留カードや住民票を求めるため、来日後でないと始められません。これが登録支援機関の実務における住まいの時間差を生んでいます。

入国前に保証審査を受け付けている保証会社を使えば、物件探しと審査を来日前に進められ、来日直後の入居を狙えます。仮住まいの費用を圧縮でき、就業開始日も確定させやすくなります。

GTNは来日前からの保証審査申込に対応していることを公表しており、承認率96%、160か国以上の利用実績、多言語の生活サポートなどを掲げています。いずれも同社の公表値であり、個別案件の結果を保証するものではありません。

ただし入国前審査だけでは、物件の確保、内見の代替、宿舎要件の確認、家電の手配、ガスの立ち会い、鍵の受け渡しといった課題は残ります。入国日から逆算して全体を組み立てることが要点です。

入国前審査に対応しているかは保証会社によって異なります。案件ごとに確認してください。

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外国籍スタッフの社宅手配を全国で承っています。保証会社の選定から物件確保、採寸、中古家電の手配・設置、ライフライン取次まで一括対応。スペイン語・ポルトガル語対応。

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