「生活保護です」と伝えた瞬間、電話の向こうの態度が変わる。何件も続くと、探すこと自体が嫌になります。
ただ、断られる理由は「あなたに問題があるから」ではありません。不動産会社の側の事情によるところが大きいのです。役所とのやり取りが増える、扱える物件を持っていない、といった業務上の理由です。
この記事では、断られる仕組みを説明したうえで、対応してくれる会社をどう見分けるかを整理します。会社を選び直すだけで、決まり方が変わることがあります。
この記事でわかること
- なぜ断られるのか|不動産会社側の事情
- 対応してくれる会社を見分ける5つのポイント
- 最初の問い合わせで確認すること
- 避けたほうがよい会社
- 探し方の順番
- 相談するときに伝えるとよいこと
- 断られ続けているときは
- よくあるご質問
まず知っておいていただきたいのは、断られる理由の多くが不動産会社の業務上の都合だということです。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 手続きが増える | 福祉事務所とのやり取りが発生します。一般の契約より手間と時間がかかるため、扱いたがらない会社があります |
| 扱える物件を持っていない | 受け入れ可能な物件を把握していなければ、紹介のしようがありません |
| 制度を知らない | 住宅扶助の上限や代理納付の仕組みを知らないと、提案ができません |
| 大家さんの意向 | 物件のオーナーが受け入れに消極的な場合があります |
| 過去の経験 | 以前にトラブルがあったという理由で、一律に断る会社があります |
つまり、同じ人が同じ条件で申し込んでも、会社が変われば結果が変わります。断られたのは、あなたの人格や生活を否定されたからではありません。
代理納付が使える場合、家賃は福祉事務所から大家さんへ直接支払われます。滞納の心配が減るという意味では、むしろ安心材料になります。
このことを知っている会社と知らない会社では、大家さんへの説明の仕方が変わります。
| 見分け方 | |
|---|---|
| 1. 住宅扶助の上限額を即答できる | 「名古屋市内で単身なら37,000円ですね」とすぐ出てくるか。日常的に扱っている会社なら答えられます |
| 2. 代理納付の話が出る | この仕組みを説明できる会社は、大家さんへの交渉もできます |
| 3. ケースワーカーとの手順を知っている | 「先にケースワーカーさんに相談されましたか」と聞いてくる会社は、流れを分かっています |
| 4. 保証会社の選択肢を持っている | 生活保護に対応した保証会社を使える物件を扱っているか |
| 5. 電話口で嫌な顔をしない | 最初の対応で分かります。慣れている会社は、普通の相談として受けます |
とくに1番と2番は、電話で数分話せば分かります。言葉に詰まったり、「確認します」が続いたりする場合、日常的には扱っていない可能性があります。
時間を無駄にしないために、最初に聞いておくとよいことがあります。
「生活保護を受けています。対応していただけますか。」
(最初に伝えたほうが、お互いに時間を無駄にしません)
「住宅扶助の上限内で、扱える物件はありますか。」
「生活保護に対応した保証会社を使える物件はありますか。」
「代理納付には対応されていますか。」
最初に伝えることをためらわないでください。隠して話を進めても、後で分かれば同じことです。むしろ、内見や申し込みまで進んでから断られるほうが、時間も気持ちも消耗します。
対応してくれる会社の中にも、注意したほうがよい場合があります。
| こんな場合 | なぜ注意か |
|---|---|
| 「必ず入居できます」と断言する | 審査は大家さんと保証会社が行います。100%を保証できる会社はありません |
| 上限を超える物件をすすめてくる | 住宅扶助の仕組みを理解していないか、説明が不十分です |
| 説明があいまいなまま契約を急がせる | 費用の内訳が分からないまま進めないでください |
| ケースワーカーへの相談を「後でいい」と言う | 転居には事前の承認が必要になる場面があります。順番が逆です |
| 費用の内訳を出さない | 初期費用は必ず内訳を確認してください |
「必ず」「100%」という言葉が出たら、いったん立ち止まってください。誠実な会社は、できないことはできないと言います。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 担当のケースワーカーに転居の相談をする(物件を決める前に) |
| 2 | 住宅扶助の上限額を確認する |
| 3 | 生活保護に対応している不動産会社を探す |
| 4 | 最初の電話で、生活保護であることを伝えて確認する |
| 5 | 条件に合う物件を紹介してもらう |
| 6 | 内見・申し込み・審査 |
| 7 | 契約前に、あらためてケースワーカーに報告する |
1番を飛ばさないでください。転居には事前の承認が必要になる場面があり、順番を間違えると認められないことがあります。
会社の探し方としては、物件検索サイトで「生活保護相談可」の条件がある場合はそれを使う方法、地域で生活保護に対応している会社を探す方法があります。ケースワーカーが地域の不動産会社を知っている場合もありますので、尋ねてみてください。
条件を整理して伝えると、提案の精度が上がります。
・世帯の人数
・希望するエリア(通院先や、これまでの生活圏があれば)
・いつまでに引っ越したいか
・代理納付を使えるか(ケースワーカーに確認)
・体の状態で必要な条件(階段が難しい、通院に近いほうがよいなど)
・譲れない条件と、譲れる条件
最後の項目が意外に大切です。上限額の中ですべてを満たすのは難しいことが多いため、優先順位が分かると探しやすくなります。
何件も断られていると、自分に問題があるように感じてしまいます。そうではありません。
一件ずつ当たっていく方法は、断られる回数が増えるだけです。生活保護の方の部屋探しを日常的に扱っている会社に相談すれば、最初から受け入れ可能な物件に絞って探せます。ここが最も大きな違いです。
不動産のイブキは名古屋市西区に拠点を置き、生活保護を受けながらのお部屋探しを日常的にお手伝いしています。住宅扶助の上限内で、生活保護に対応した保証会社を使える物件をご提案できます。
ただし、すべての方に必ず物件をご紹介できるとお約束することはできません。条件やタイミングによっては、時間がかかることもあります。それでも、断られ続ける状態を一人で抱えるより、まずご相談いただければと思います。相談は無料です。
この記事のまとめ
断られる理由の多くは、不動産会社側の業務上の事情です。福祉事務所とのやり取りが増える、扱える物件を持っていない、制度を知らない。あなたに問題があるからではありません。
対応してくれる会社は、住宅扶助の上限額を即答でき、代理納付を説明でき、ケースワーカーとの手順を知っています。電話で数分話せば分かります。
最初の問い合わせで生活保護であることを伝えてください。隠して進めても、後で分かれば同じです。
「必ず入居できます」と断言する会社、上限を超える物件をすすめる会社にはご注意ください。
順番は、まずケースワーカーへの相談です。転居には事前の承認が必要になる場面があります。
一件ずつ当たると断られる回数が増えるだけです。日常的に扱っている会社に相談すれば、最初から受け入れ可能な物件に絞れます。
断られてお困りの方へ。まずご相談ください
住宅扶助の上限内・保証人不要・生活保護に対応した保証会社を使える物件をご提案します。名古屋市西区庄内通に拠点を置く地域密着の不動産会社です。相談は無料です。
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