弘前市のりんごを育て始めたのは、刀を置いた武士たちでした。明治の世が来て職を失った彼らが、新しい生業として果樹を選んだのです。いまこの市のりんごの収穫量は、日本全体のおよそ四分の一。ひとつの市が、それだけを担っています。
この街でお部屋をお探しの方へ。日本に保証人がいなくとも、賃貸の契約は結べます。以下では、その方法と審査で見られる点、そして弘前駅の周辺から岩木までの住まいの違いをご案内します。
ご案内する項目
- 保証を引き受ける会社という手段
- 保証人が用意できないときの三つの道
- 審査で見られる4つの点
- 弘前市で暮らす——りんごと桜のまち
- ご質問への回答
賃貸の契約では、家賃が滞ったときに責任を負う人物を立てるよう求められます。この国に来て日の浅い方には、その相手がいません。いまはその役目を、費用を払って会社に引き受けてもらう手段があります。
会社が貸主に対して支払いを保証しますので、知人を頼る必要はありません。農や学びの現場に人が集まり続けるこの街でも、この形はごく標準的に使われています。
保証人が用意できない状態から契約に至る道は、三つあります。
ひとつ、保証を引き受ける会社へ費用を納める道。この国に親族がいなくても、これで契約は成立します。
ふたつ、勤務先が契約者となる道。農業法人や会社が住まいを借りて従業員に使わせる形なら、住む方が保証を意識することはありません。
みっつ、書類を先にそろえておく道。在留資格の証明、勤務の証明、収入の証明。この三つがあれば審査は速やかです。
審査で確認されるのは次の4項目です。
| 見られる点 | 先に整えること |
|---|---|
| 家賃と収入のつり合い | 手取りの3割ほどを上限とみて、その範囲から選ぶ |
| 在留資格と満了日 | 在留カードの期限を確認し、更新の予定も伝える |
| 書類の過不足 | 在留・勤務・収入の証明を写しとともに一式にする |
| 緊急時の連絡先 | 職場の方に事情を話し、名前を出す承諾を得ておく |
弘前市でのお部屋探し、ご相談を承っております。
1877年、この街のある屋敷の畑で、試しに植えられた木が三つの実をつけました。それがこの土地のりんごの始まりです。やがて元藩士のひとりが、苗木を継ぎ木で増やす方法を確立します。彼は後に「りんごの開祖」と呼ばれました。そして重要なのはここからです。明治維新によって職を失った武士たちが、この栽培法を各地へ広めていったのです。刀を置いた人々が果樹を選び、その手で産業を築いた。いまこの市の収穫量は年間およそ十八万トン、日本全体のおよそ四分の一に達します。話には続きがあります。りんごの木は、中心の幹を切ると枝が横に広がり、実を採りやすくなります。同時に根が活発になって木の寿命も延びる。「芯どめ」と呼ばれるこの手法が、城跡の公園の桜の管理に応用されたのです。結果、この街の桜は長生きし、日本でも指折りの名所となりました。果樹を育てる技術が、城の桜を守っている。これほど美しい技術の受け渡しは、そう見つかるものではありません。
| 地区 | 街のなりたち |
|---|---|
| 弘前駅周辺・土手町 | 市の中心。商店と飲食が集まる |
| 城東 | 駅の東側。新しい住宅と商業施設が並ぶ |
| 富田・茂森・仲町 | 城下町の面影が残る一帯。寺社が多い |
| 藤代・石川 | 住宅地と園地が混ざる地区 |
| 岩木・相馬 | 西部の山麓。りんご畑が広がる |
住まいという観点で見ると、この街は歩いて楽しい規模にまとまっています。城跡の公園を中心に、商店街も寺社も官庁も歩ける範囲に収まっており、県唯一の国立大学が置かれた学びの街でもあります。1889年に日本で最初に市制を施行した都市のひとつという歴史も、街の落ち着きに表れています。城下町の区画が残る一帯には古い建物が守られ、明治以降に建てられた洋風の建物も点在します。西へ目を向ければ岩木山がそびえ、その裾野にりんご畑が広がっています。冬は雪が積もります。県庁所在地ほどではありませんが、備えは必要です。除雪の条件は契約前にご確認ください。家賃の水準は県庁所在地と同程度か、やや抑えめ。学生の多い街ですので、単身向けの部屋の供給は豊富です。
| 主な拠点 | 移動のしやすさ |
|---|---|
| 弘前駅 | 市の玄関口。青森方面へも秋田方面へも |
| 土手町の周辺 | 商店街と城跡の公園が徒歩圏 |
| 城東地区 | 大型店が近い。自動車があると快適 |
| 石川駅の周辺 | 南寄りの地区。落ち着いた環境 |
| 岩木方面 | 山麓の園地。自動車が欠かせない |
働き先について、この街で最も大きな受け皿はりんごです。年間を通じて作業があり、季節ごとに内容が変わります。冬から春にかけては木の枝を整える剪定、初夏には実を間引く摘果、夏には葉を取り実の色づきを整える作業。そして十月から十一月にかけての収穫期には、人手の需要が一気に高まります。この時期は市全体が忙しくなると言っていいでしょう。採れたりんごを選別し、箱に詰め、貯蔵する現場もあります。果汁や酒に加工する工場もこの街の産業です。りんご以外では、大学と病院が集まっていることから医療と介護の仕事があり、こちらは季節に左右されません。桜の時期には多くの来訪者があり、宿泊と飲食の現場も動きます。農業で長く働きたい方にとって、この街は日本でも有数の環境です。
| 拠点に向く地区 | 相性のよい働き方 |
|---|---|
| 岩木・相馬 | りんご園での栽培や収穫に携わる方 |
| 藤代・石川 | 選果や加工の現場に通う方 |
| 弘前駅周辺・土手町 | 飲食や販売の仕事に就く方、車を持たない方 |
| 城東 | ご家族での入居、自動車をお使いの方 |
| 富田・茂森 | 医療や介護の職場に通う方 |
弘前市でのお部屋探しをお手伝いします
おひとりでのご入居、ご家族での転居、そして農業法人様や企業様が従業員のためにまとめてお部屋をご手配になる場合。いずれのご依頼にも対応いたします。りんごの栽培や選果の現場でお勤めの方、介護施設に通われる方の住まいを扱ってまいりました。まだ何も決まっていない段階のご相談でも構いません。費用はいただきません。お勤め先の地区、自動車をお使いになるかどうか、そしてご希望の家賃をお知らせください。
0120-337-900不動産のイブキ(伊吹株式会社)/名古屋市西区庄内通3丁目9-4/国土交通大臣(1)第10691号
まとめ
弘前市は、刀を置いた武士たちが果樹を選び、それが日本一のりんごの産地へと育った街です。木を長く実らせるための技術は城跡の桜にも受け継がれ、日本有数の桜の名所を支えています。りんごの仕事は年間を通じてあり、秋の収穫期には人手が集中します。城下町の落ち着きと学びの街の活気が同居する、暮らしやすい規模の街です。
保証人がいないことは、住まいを持てない理由になりません。保証を引き受ける会社と、そろえておいた書類。この二つで契約は結べます。りんごと桜の街での暮らしを、私どもがお手伝いいたします。
企業・農業法人のご担当者様へ
従業員の方の受け入れに合わせた住居の確保、複数名分の契約手続きの取りまとめ、そして入居された後のご相談への対応。これらをまとめて私どもがお引き受けいたします。りんごの園地は市域に散らばっているため、住まいと畑の距離を誤ると通勤の負担が大きくなります。地区ごとの位置関係を踏まえてご提案いたします。収穫期にまとまった人数を受け入れられる場合も、早めにご相談いただければ必要な戸数を確保いたします。加工や介護の分野についても同様に承ります。





