青森市は、世界でいちばん雪の降る都市です。人口十万人を超える街に限れば、これほど雪が積もる場所は地球上のどこにもありません。二十六万人が暮らす県庁所在地で、それが起きている。まずはこの事実から始めましょう。
この街でお部屋をお探しの方へ。日本に保証人がいなくとも、賃貸の契約は結べます。以下では、その方法と審査で見られる点、そして青森駅の周辺から浪岡までの住まいの違いをご案内します。
この記事でお伝えすること
- 保証人の代わりを果たす会社
- 保証人が立てられないときの三つの選択
- 審査で見られる4つの点
- 青森市で暮らす——世界一の豪雪都市
- ご質問への回答
日本で部屋を借りようとすると、契約書に保証人の名を書くよう求められます。家賃が払われなくなったときに代わって責任を負う人物です。来日して間もない方に、その名を書けるはずがありません。この行き止まりを抜けるために、保証人の代わりを果たす会社が用意されています。
費用を納めれば、その会社が貸主に対する支払いを保証します。誰を知っているかで住まいが決まることはなくなりました。県内外から人の出入りが絶えないこの街でも、この方式はごく普通に使われています。
保証人が立てられない状態から契約に至る選択は、三つあります。
ひとつ、保証の会社へ費用を納める選択。この国に親族がいなくても、これで契約は成立します。
ふたつ、勤務先が契約者となる選択。会社が住まいを借りて従業員に使わせる形なら、住む方が保証を意識することはありません。
みっつ、書類を先にそろえておく選択。在留資格の証明、勤務の証明、収入の証明。この三つがあれば審査は速やかです。
審査で確認されるのは次の4項目です。
| 見られる点 | 先に整えること |
|---|---|
| 家賃と収入のつり合い | 手取りの3割ほどを上限とみて、その範囲から選ぶ |
| 在留資格と満了日 | 在留カードの期限を確認し、更新の予定も伝える |
| 書類の過不足 | 在留・勤務・収入の証明を写しとともに一式にする |
| 緊急時の連絡先 | 職場の方に事情を話し、名前を出す承諾を得ておく |
青森市でのお部屋探し、ご相談を承っております。
なぜこの街にこれほど雪が降るのか。理由は地形にあります。冬、シベリアから冷たく乾いた風が吹き出します。それが日本海を渡る間にたっぷりと水分を蓄え、雪雲となって陸へ押し寄せる。ところがこの街の南には八甲田の山々がそびえており、雲は行き場を失います。そして街の上に雪を落とすのです。さらに目の前の陸奥湾からは湿った空気が供給され続け、津軽の山地から吹く北西の風と八甲田から吹く南西の風が市の上空でぶつかって上昇気流を生みます。雪が降るための条件が、これ以上ないほど揃っているわけです。もうひとつ、この街には桁違いに古い物語があります。市の西寄りの丘に、およそ五千九百年前から四千二百年前まで人が住み続けた集落の跡が残っているのです。広さは四十二ヘクタール。もともとは野球場を建てる予定地でしたが、1992年の発掘調査で膨大な遺構が見つかり、球場の計画は取りやめて保存されることになりました。そして2021年、この集落跡は世界の文化遺産に登録されます。野球場になるはずだった土地が、人類の宝になった。そういう街です。
| 地区 | 街のなりたち |
|---|---|
| 青森駅周辺・新町 | 市の中心。商店と行政の窓口が集まる |
| 新青森駅周辺・石江 | 新幹線の駅がある一帯。整備が進む |
| 古川・橋本 | 駅に近い住宅と商業の混在地区 |
| 造道・浜田 | 東部の郊外。大型店が並び車での生活に向く |
| 浪岡 | 南部の合併地区。街道の宿場町だった |
| 浅虫・油川 | 東西の海沿い。温泉地と古い港町 |
住まいを考えるうえで、この街ではすべてが雪から逆算されます。まず住む場所です。中心部は除雪の体制が厚く、道路の雪も早く処理されます。郊外へ出るほど自分で対処する部分が増えると考えてください。次に物件そのもの。玄関前の通路を誰が除雪するのか、駐車場に雪を寄せる余地があるか、屋根からの落雪はどこへ落ちるのか。この三点は家賃と同じ重みで検討すべきです。そして通勤の距離。冬は道路が渋滞し、バスも遅れます。徒歩十分の差が、冬には三十分の差になることもあります。ここまで読むと気が重くなるかもしれませんが、この街の人々は当たり前のこととして雪と付き合っています。重機と除雪の体制は整っており、暮らしが止まることはありません。新幹線の駅があり、県内各地への交通の結節点でもあります。夏には街を挙げた祭りがあり、冬の長さを取り返すような数日間になります。
| 主な駅 | 移動のしやすさ |
|---|---|
| 青森駅 | 市の中心。商業施設と港が近い |
| 新青森駅 | 新幹線の駅。本州各地へ直通 |
| 筒井駅・東青森駅 | 東寄りの住宅地。中心部へ出やすい |
| 浪岡駅 | 南部の地区。弘前方面へも近い |
| 浅虫温泉駅 | 東の海沿い。温泉地の玄関口 |
働き先について、この街は県庁所在地であることが大きく効いています。行政と商業と医療が集まっており、それに付随する仕事が幅広くあります。介護の分野は年間を通じて人手を求めており、資格を取りながら長く働きたい方の受け皿になっています。海に面した街ですので、陸奥湾で採れる魚介を扱う加工の現場もあります。飲食と宿泊も柱のひとつで、夏の祭りの時期には人の動きが一気に増えます。物流の拠点でもあり、荷物を扱う仕事も安定してあります。そして冬。この街には、雪そのものに関わる仕事があります。除雪の作業は毎年決まって必要とされ、機械を扱える方は重宝されます。雪の多さは負担であると同時に、この街では雇用でもあるのです。
| 拠点に向く地区 | 相性のよい働き方 |
|---|---|
| 青森駅周辺・新町 | 飲食や販売の仕事に就く方、車を持たない方 |
| 古川・橋本 | 介護や医療の職場に通う方 |
| 造道・浜田 | ご家族での入居、自動車をお使いの方 |
| 油川・沖館 | 港や水産の加工に関わる方 |
| 浪岡 | 農業に関わる方、弘前方面へ通う方 |
青森市でのお部屋探しをお手伝いします
おひとりでのご入居、ご家族での転居、そして企業様が従業員のためにまとめてお部屋をご手配になる場合。いずれのご依頼にも対応いたします。介護施設や飲食の現場、水産の加工場でお勤めの方の住まいを扱ってまいりました。まだ何も決まっていない段階のご相談でも構いません。費用はいただきません。お勤め先の場所、自動車をお使いになるかどうか、そしてご希望の家賃をお知らせください。除雪の条件もあわせて確認のうえご案内いたします。
0120-337-900不動産のイブキ(伊吹株式会社)/名古屋市西区庄内通3丁目9-4/国土交通大臣(1)第10691号
まとめ
青森市は、人口十万人を超える都市としては世界でもっとも雪の降る街です。しかしそこには二十六万人が暮らし、行政と商業と医療が集まり、五千年前の集落跡が世界遺産として守られています。雪は負担であると同時に、この街では仕事でもあります。備えさえ整えれば、県庁所在地としての利便を十分に享受できる街です。
保証人がいないことは、住まいを持てない理由になりません。保証の会社と、そろえておいた書類。この二つで契約は結べます。本州最北の県庁所在地での新しい暮らしを、私どもがお手伝いいたします。
企業のご担当者様へ
従業員の方の受け入れに合わせた住居の確保、複数名分の契約手続きの取りまとめ、そして入居された後のご相談への対応。これらをまとめて私どもがお引き受けいたします。この街では、住まいの除雪の取り決めが従業員の方の定着に直結します。管理会社との条件を確認したうえでご提案いたしますので、冬に入ってから困るということがありません。介護や飲食、製造のいずれについてもご相談を承ります。





