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2026.04.22

生活保護の医療扶助とは?医療費は本当に無料?指定医療機関の使い方・医療券・通院交通費まで実務的に解説

「生活保護を受けたら治療費は無料になる?どこの病院でもいい?

「医療券とは何?病院に行く前に何か手続きが必要?

「歯科・眼科・精神科も無料で受診できる?薬代はどうなる?」

📋 この記事でわかること

  1. 医療扶助の基本——何が無料になるか・ならないか
  2. 指定医療機関とは——どこでもかかれるわけではない
  3. 医療券(医療扶助券)の使い方
  4. 歯科・眼科・精神科・入院の扱い
  5. 通院交通費は出る?
  6. 物件を選ぶときに通院しやすい場所を選ぶ理由
01医療扶助の基本——何が無料になるか・ならないか

生活保護を受けている方は、「医療扶助」という仕組みによって医療費の自己負担がゼロになります。ただし、すべての医療行為が対象になるわけではありません。

項目 医療扶助の対象か 内容
診察・検査・入院 ✅ 対象(自己負担ゼロ) 指定医療機関での診察・血液検査・レントゲン・入院費用が無料
薬代(処方薬) ✅ 対象(自己負担ゼロ) 指定薬局で処方された薬は無料。ただし市販薬・ドラッグストアでの購入は対象外
歯科治療 ✅ 対象(指定歯科医院で) 虫歯治療・抜歯・義歯(入れ歯)も対象。ただし審美目的(ホワイトニング等)は対象外
眼科・精神科・整形外科 ✅ 対象(指定医療機関で) 眼鏡の処方(視力検査)は対象。ただし眼鏡そのものの費用は別途申請が必要な場合がある
市販薬(ドラッグストアで購入) ❌ 対象外 医師の処方のない市販薬は自己負担。生活扶助費から支払う
美容整形・ホワイトニング等 ❌ 対象外 治療目的でないものは全額自己負担
予防接種(任意接種) ❌ 原則対象外 定期接種(法定接種)は自治体で対応。インフルエンザ等の任意接種は原則自己負担
医療扶助は「現物給付」です。現金が支給されるのではなく、医療機関への費用が直接福祉事務所から支払われる仕組みです。受診者は窓口で費用を払いません。
02指定医療機関とは——どこでもかかれるわけではない
⚠️ 重要:生活保護の医療扶助は「指定医療機関」でしか使えません。どの病院・クリニックにも行けるわけではなく、都道府県知事または市長が指定した「指定医療機関」での受診が必要です。
確認方法 内容
ケースワーカーに聞く 「近くの指定医療機関を教えてください」と聞くのが最も確実。近隣の指定病院・クリニック・歯科医院を教えてもらえる
病院・クリニックに直接確認する 「生活保護の指定医療機関ですか?」と受付に問い合わせる。ほとんどの病院・クリニックで確認できる
かかりつけ医を変える場合 今かかっている病院が指定外の場合、ケースワーカーに相談して指定医療機関への転院手続きを取る
💡 大病院・総合病院のほとんどが指定医療機関に含まれています。近くの町のクリニックや歯科医院も多くが指定を受けています。「指定医療機関が近くにない」というケースはほとんどありませんが、引越し後は新しい住所周辺の指定医療機関をケースワーカーに確認してください。

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03医療券(医療扶助券)の使い方

医療扶助を利用するには、原則として受診前に「医療券(医療扶助券)」の発行が必要です。

1

受診前にケースワーカーへ連絡・医療券の発行を依頼する

「○○病院(または○○クリニック)に行きたい」と伝えると、医療券(医療扶助券)を発行してもらえます。急いで受診が必要な場合は電話でも対応可能です。

2

医療券を受け取る(または病院への直接送付)

医療券は自分で福祉事務所に受け取りに行くか、病院に直接送付してもらうかを選択できます。緊急の場合は後日手続きが可能なケースもあります。

3

受診時に病院の受付で「医療券」を提示する

健康保険証の代わりに医療券を提示します。「生活保護受給者です」と伝えて、医療券を受付に渡せばOK。窓口での支払いはありません。

4

処方薬は指定薬局で受け取る

病院で処方箋をもらったら、指定薬局で「調剤報酬明細書(調剤券)」を使用して薬を受け取ります。薬代も自己負担ゼロです。

⚠️ 緊急の場合(救急・夜間):緊急受診の場合は医療券なしで受診できます。その後、速やかにケースワーカーへ連絡して事後手続きを行ってください。事後連絡が遅れると一時的に自己負担が発生する場合があります。
04歯科・眼科・精神科・入院の扱い
診療科・状況 医療扶助の扱い 注意点
歯科治療 ✅ 対象(指定歯科医院で) 虫歯・抜歯・入れ歯(義歯)が対象。インプラント・ホワイトニング・矯正は対象外。入れ歯も医療扶助でできるが、種類によっては事前承認が必要
眼科 ✅ 診察は対象 視力低下等の診察・眼鏡処方箋の発行は対象。眼鏡本体の費用は別途「補装具費」として申請が必要な場合がある。コンタクトレンズは原則対象外
精神科・心療内科 ✅ 対象(指定医療機関で) 精神科での診察・薬も医療扶助の対象。通院が継続的な場合は「精神通院医療(自立支援医療)」との併用について担当医に確認する
入院 ✅ 対象(指定医療機関で) 入院費・食事代が医療扶助の対象。個室・差額ベッド代は原則自己負担。入院が長期になる場合は住宅扶助(家賃)が調整される場合があるためケースワーカーへ相談
出産(分娩) ⚠️ 原則対象外(出産扶助で別途対応) 出産費用は医療扶助ではなく「出産扶助」として別途支給される。ケースワーカーへ妊娠が判明したらすぐに相談
05通院交通費は出る?
通院交通費(バス・電車代)は医療扶助の中で実費支給されます。ただし条件があります。
条件・状況 交通費支給の扱い
徒歩でいけない距離の病院への通院 バス・電車の実費が支給される(領収書または定期的な通院の場合は概算で支給)
タクシー利用 原則として対象外。歩行困難・緊急性がある場合はケースワーカーへ事前相談で認められる場合がある
通院費の申請方法 ケースワーカーへ「この病院に通院しています。バス代がかかります」と申し出て、支給手続きをとる
⚠️ 通院交通費は自動的には支給されません。「通院費がかかっている」とケースワーカーへ申し出ることが必要です。申し出をせずに立て替え続けていても後から遡って支給されないケースがあります。
06住まい選びと医療扶助の関係

部屋を選ぶときに通院しやすいエリアかどうかを確認することが、生活保護受給者にとって非常に重要です。

確認すべきこと 理由
かかりつけ医(病院・クリニック)が近くにあるか 通院交通費が発生しないほど近いほど、生活費の負担が少なくなる。徒歩または自転車で通える範囲の指定医療機関があると理想的
精神科・歯科・眼科等、継続通院している病院との距離 引越し後も同じ病院に通い続けることができるか確認。遠くなりすぎる場合は転院が必要になる
総合病院・救急病院へのアクセス 緊急時に備えて、市立・県立等の大きな病院への交通手段を確認しておく
薬局(指定薬局)が近くにあるか 処方薬を受け取るために徒歩圏内に薬局があると利便性が高い
💡 不動産のイブキでは「通院しやすいエリア・物件を選びたい」というご要望にも対応しています。現在かかっている病院・クリニックの住所をお知らせいただければ、通院しやすい物件を優先してご提案します。
07よくある疑問Q&A
Q. 今まで通っていた病院が指定医療機関じゃなかった。どうすればいい?
ケースワーカーに相談してください。かかりつけ医が指定医療機関でない場合、指定医療機関の中で同じ診療科の近隣の医療機関を紹介してもらえます。継続的な治療が必要な疾患(精神科・難病等)の場合は、主治医の変更が難しい事情をケースワーカーへ丁寧に説明し、特例的な対応を求めることができます。
Q. 引越したら今まで通っていた病院が遠くなった。転院しないといけない?
必ずしも転院が必要とは限りません。継続的な治療が必要で転院が難しい場合、引き続き遠くの病院に通院することをケースワーカーが認めてくれることがあります。その場合の通院交通費も医療扶助の対象になります。引越し前にケースワーカーへ「今の病院に引き続き通えるか」を確認してください。
Q. 薬を処方してもらったが、近くに指定薬局がない。どうすればいい?
ケースワーカーへ「近くに指定薬局がない」と相談してください。最寄りの指定薬局を紹介してもらえます。また、ほとんどの薬局が指定薬局になっているため、「○○薬局は指定薬局ですか?」と薬局の受付に確認してみてください。
Q. 入院することになった。家賃は引き続き出る?
長期入院(原則1ヶ月以上)になると住宅扶助が調整される場合があります。具体的には、入院期間中は住宅扶助が減額・停止されるケースがあります。入院が決まったら速やかにケースワーカーへ連絡し、住宅扶助への影響を確認してください。退院後に戻る住居を維持する必要がある場合は、その旨を伝えて相談してください。

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📌 まとめ

  • 医療扶助は指定医療機関での診察・入院・薬代が全額対象(自己負担ゼロ)——市販薬・美容目的は対象外
  • どこの病院でもかかれるわけではない——受診前にケースワーカーへ連絡し医療券を取得する
  • 歯科・眼科・精神科も指定医療機関であれば医療扶助が使える
  • 通院交通費(バス・電車代)は医療扶助の対象——ケースワーカーへ申し出ることが必要
  • 長期入院になると住宅扶助が調整される場合がある——入院決定時にすぐケースワーカーへ連絡
  • 物件を選ぶ際はかかりつけ医・薬局・病院へのアクセスも確認する——不動産のイブキは通院しやすい物件をご提案
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